勉強の醍醐味

僕がなぜ子どもたちに「真剣さ」を求めるのか?
答えは1つ。
「生徒達にもっと自分自身を良く知ってほしいから」である。
一生懸命、真剣に勉強に取り組むということは、
「真剣に自分自身と向き合う」のと同じである。
自分自身と真剣に対峙して初めて自分自身を知ることになる。
自分自身がどんな行動を好み
自分自身がどんなものを嫌い
自分自身が何ができて
自分自身が何ができないのか
こういった事を、真剣に勉学に取り組む事で学んでいくのである。
自分自身が分かるようになると、自分の居場所を見つけられる。
例えば、真剣に勉学に取り組んだ結果、それが自分の道じゃないと思うのなら
堂々と勉強以外の道に進み、そこで精一杯頑張ればよいと思う。
「1年間、死に物狂いで猛勉強しても東大に入る能力がない」
と自分が「過去の経験」から分かるのであれば、別の大学でも満足するはずだ。
自分にプレッシャーをかけ、自分を否定し、精神を病むこともないだろう。
やる気のない子が
「都立上位校に入りたいです」
「現役で国立大学に入りたいです」
というのも同じ。
これは夢ではなくただの「妄想」でしかない。
自分と向き合っていないから、現実的な予測ができないのである。
(自分が1日30分も勉強できない人間だと分かっていたら、言えるでしょうか?)
生徒達にはとにかく真剣に取り組んでほしい。
そして自分自身をよく知ってほしい。
これが「勉強の醍醐味」だと私は思う。
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